敷地の間口が狭く、奥へと長い「細長地」は、通路や階段の計画も重要です。
折り返し階段でコンパクトに作る方法もありますが、通路と並べて配置し、残りのスペースを水まわりに使う方法もあります。

玄関からすぐの洗面と浴室は、小さなお子さんのいるご家庭にはとても便利です。
2階では階段が空間をゆるやかに仕切り、子ども部屋とダイニングキッチンがほどよい距離感になっています。

窓を5か所設けたLDKは、光と風が通り抜ける気持ちのいい空間です。

15～20坪以下の敷地面積に建てる家は、狭小住宅と呼ばれます。家族2～3人であれば、コンパクトで暮らしやすい間取りをつくることができます。

玄関には独立型洗面台を設置し、帰宅後すぐ手を洗える環境です。
キッチンは壁付けタイプを選ぶことで、空間を有効活用。ダイニングテーブルまでの距離が近く、配膳しやすくなります。
リビング階段は、折り返し階段にすることで階段下のデッドスペースを収納として活用。2階には寝室が2部屋。それぞれクローゼットと備え付けの勉強机があります。

道路と面しているのが通路だけの「旗竿地」。しかし、接道条件を除けば希望を満たす土地であることも少なくありません。
周囲を住宅に囲まれている場合は、採光や通風を確保するために2階リビングにするという方法もあります。

この間取りでは、2階にLDKと子ども部屋を配置。窓の配置は隣家の窓を避けて配置することが大切です。ハイサイドライト（高窓）を活用するとプライバシーを守りやすくなります。
子ども部屋はバルコニーに接し、二面採光のため非常に明るい空間です。リビングから声をかけやすいこともポイント。子育てしやすい間取りです。

角地は、2方向が道路に接しているので、明るく開放感のある家を建てられます。しかし、家の中が見えやすく、間取りによっては落ち着かないことも。角地は間取りの重要性が高い土地ともいえます。

この間取りでは、開放感のある道路側にリビングがありますが、その前に駐車スペースがあるので、車を停めているときは視界を遮られる配置です。また、窓を背にソファーを配置することで、通行人と視線が合うのを避けられます。
2階ホールはセカンドリビングとしても使え、子ども部屋は3室。主寝室にウォークインクローゼット、納戸を備えた充実のプランです。