生活に癒しを与えてくれるペット。家族といえるペットですが、人とは生活スタイルが異なるため、家づくりにおいて配慮が必要です。
ペットと一緒に暮らすためには、ある程度ゾーニングすることも大切。ペットが出入りしにくい場所をつくることで、人もペットも安心快適に暮らすことができます。
今回はマイホームロボの中から、開発チーム選りすぐりの8プランをご紹介します!
中庭のある住まいはいつも外とつながりがあり、人にとってもペットにとっても多くのメリットがあります。
家に囲まれた住宅密集地でも中庭から日差しを取り入れられるので、室内が明るくなります。カフェテラスにしたり、日光浴をしたり、用途もさまざまです。
ペットトイレの置き場所は、食卓から離れた階段下のデッドスペースや洗面台横の空きスペースを活用するとよいでしょう。
リビングの出入り口は引き戸となっているので、ペットが勝手に玄関に行くことを防ぎます。
アイランドキッチンのあるリビングは一体感があり、ペットが寂しい思いをしません。
冷蔵庫横の空きスペースを利用して、ペットの食事場所をつくってもよさそうですね。2階リビングで明るく、人もペットもゆったり過ごせる環境になっています。
トイレの向かいにある小さなクローゼット内に換気扇をつければ、ペット専用のトイレとしても利用できます。ペットシーツやトイレ用の砂など、かさばりやすいペットのストック品を置く場所としても使えますね。
危険なこともあるキッチンは、ペットに出入りして欲しくない場所のひとつではないでしょうか。
クローズ型のキッチンであれば、ペット用ゲートで仕切ることもできます。
ドアで仕切るよりは飼い主の姿が見えるほうがペットも安心です。クローズ型のキッチンは、散らかっていてもダイニングからは見えないというメリットもあります。
また、ダイニングは大きな窓があり、ペットの食事スペースもつくれそうな広さ。一緒に明るいダイニングでゆったりと食事ができます。
2階にはペットと遊んだり、日向ぼっこをしたりできるフリースペースもある間取りです。
DINKS向けのコンパクトな住まいですが、ペット向けの工夫がされた間取りとなっています。
キッチン対面の食事用カウンターは、ハイカウンターにすればペットが届きにくい高さになり、安心して食事ができます。
食事用カウンター後ろの掃き出し窓を出れば芝生スペースがあり、ドックランとしても利用可能。愛犬を見守りながら、休日のブランチを楽しめますね。
2階には主寝室とつながったフリースペースがあるので、ペットも一緒に眠ることができる間取りです。
リビングの階段下を活かして、天井高が低くおこもり感のあるペットスペースをつくった間取り。ペットスペースとソファの距離が近く、ペットも安心してくつろげる環境です。
玄関を入るとすぐに洗面台があり、ワンちゃんの足をサッと洗うこともできます。
2階の主寝室にはクローゼットを設けず、別室でストレージをご用意。衣類を始め、スーツケースのような大きな物をまとめて収納できる空間です。引き戸で閉めきれるので、ゆっくりと着替えていただけます。
ペットの居心地のよさと、人の暮らしやすさを共存させた間取りです。
LDKに隣接したペットスペースは、25cm段下げとなった空間です。段下げとなっているので、キャットタワーを置いても十分な高さと広さがあります。
ペットスペースの隣には、囲われたトイレスペースも併設。人目につきにくいトイレスペースなら、デリケートな性格のペットでも安心ですね。
ペットスペースとリビングに掃き出し窓があり、ウッドデッキへの出入りが可能。ウッドデッキは玄関のアプローチへと通じています。散歩にも出かけやすい間取りです。
小上がりになったペットスペースのある間取り。LDKとペットスペースを自由に行き来できます。
玄関と洗面への引き戸を閉めれば、ペットの出入りを防ぎやすくなります。
また、ペットがいると悩みの種になりやすいのが床や壁の傷ではないでしょうか。
ペットが自由に行き来できる場所を制限することで、ペット対応の内装材をLDKだけに使うといった対策をしやすくなります。
傷汚れが付きにくいキッチンパネルを腰壁としてLDKの壁に貼るのもおすすめです。
猫を飼っている場合に、運動不足解消として設置したいのがキャットウォークです。天井高が高い場所や吹き抜けのある場所があると、キャットウォークを設置しやすくなります。
この間取りは平屋ですが、吹き抜けでリビングの天井が高くなっているので、キャットウォークを設置できます。
リビングは庭と通路に面しているので、高窓の位置に合わせてキャットウォークを設置すれば、外から愛猫の姿を眺められます。帰宅途中にも癒されそうですね。
リビングはお施主様とペットが一緒に過ごしやすい環境を整え、デリケートなトイレは人と同じように落ち着く環境をつくりましょう。
ワークスペースやウォークインクローゼットといったプライベートゾーンには、ペットが入りにくい対策をするとよいでしょう。
戸車がついた引き戸は軽い力で開け閉めできるので、犬や猫が開けてしまう場合もあります。軽すぎない引き戸や隙間のない納まりを検討しましょう。