1階と2階の往復がない平屋は、年齢を重ねても暮らしやすいといわれる住まいです。さらに平屋の暮らしを快適にするためには、間取りの回遊性や家事動線の短さもポイントになります。
また、平屋であっても吹き抜けや勾配天井を取り入れることで、開放感を演出することも可能です。
今回はマイホームロボの中から、暮らしやすい平屋の間取り8プランを紹介します。
上を見上げれば青空が広がる気持ちのいい中庭。中庭を中心とした回遊動線が暮らしやすい平屋の間取りです。
LDKからは玄関まで見通せるので家族の出入りを確認でき、玄関からは中庭を通して開放感と奥行きを感じられます。
アイランドキッチンの背面にはスライド引き戸のパントリー。アイランドキッチンをスッキリ片付けられる収納力があります。
広々としたランドリールームは室内干しも外干しも可能。掃き出し窓からウッドデッキに出れば、手軽に外干しもできます。
ビルトインガレージと中庭のある平屋。二面採光のLDKは明るく、気持ちのいい空間です。
平屋は将来的にも暮らしやすいのがポイント。この間取りは可変性も高く、子どもが独立した後は夫婦別寝室にしたり、リビングを拡張したりすることも可能です。
水回りはトイレ・洗面室・脱衣室を一か所にまとめているので、家事も掃除もしやすいでしょう。
玄関横にあるフリースペースは、趣味の部屋やゲストルームとして使ってもいいですね。
キッチンと横並びのダイニングが平屋の中心にある間取り。キッチンを中心に回遊動線になっています。キッチンのすぐ横に洗面台とメイクができるパウダースペース、その右手には洗濯機があり、料理・洗濯・身支度を短い動線で同時進行できます。
トイレを済ませてクローゼットから上着を取り出し、玄関から出掛けるという朝の流れに沿った間取りです。
主寝室は吹き抜けのある気持ちのいいサンルームを併設。朝日を浴びながら目覚めのコーヒーを飲む場所としてもピッタリです。
リビングから出られる縁側のようなウッドデッキがある平屋。玄関土間から直接リビングに上がれるのも便利なポイントです。
シューズクロークを通る側の動線は、クローゼットに上着を収納し、洗面台での手洗いを自然な流れで行えます。
リビングは、大開口窓と勾配天井の効果で開放感のある空間。キッチンにも明るさと開放感をもたらすでしょう。
脱衣室で洗濯・乾燥が済んだら、洗面室の先にあるストレージへ。家族の衣類をまとめて収納できるファミリークローゼットです。晴れた日は外にあるウッドデッキに外干しすることもできます。
LDKを家の中心に配置し、左右に個室を振り分けた平屋の間取り。廊下のない平屋は、コンパクトに間取りをつくれます。廊下がないことによって、室内の寒暖差ができにくいこともメリットです。
キッチンは、壁付け型で料理に集中できる環境。背面収納に回遊性があるので、配膳しやすくなっています。キッチンの左右にパントリーと洗面脱衣室が配置され、横移動だけで家事を同時進行できる間取りです。
シューズクロークと玄関ホールが広いので、玄関が混み合う朝もゆとりを持って準備できそうですね。
2つの回遊動線が暮らしやすい平屋の間取り。スタディスペースを中心にLDKを回遊できる動線、ストレージを中心にパントリーと洗濯脱衣室を回遊できる動線があります。
ワークスペースとしても使えるスタディスペースは、庭を望める気持ちのいい環境。仕事も勉強もはかどりそうです。広々とした洗濯脱衣室は室内干しも余裕。ストレージが隣接しているので、洗濯乾燥後の片付けもラクラクです。
平屋ですが、階段で行ける大空間のロフトも完備。1階床面積の半分程度の広さがあるので、子どもの遊び場としても使えます。
奥行きのある細長地の平屋。細長地は玄関周辺に水回り、寝室を玄関から奥まった場所に配置できるなど、生活シーンを意識した間取りにできます。
洗面やパントリーをウォークスルーにすることで回遊性を取り入れ、小回りが効く動線です。ストレージ(ファミリークローゼット)は2か所あり、玄関とランドリールームに近いので衣類管理に便利です。
ウッドデッキのある庭は、広さを確保した上で目隠し壁を設置。プライベート空間のプライバシーを守ります。
平屋は回遊動線を取り入れることが多いですが、通路の横に個室を配置して回遊性よりも、家族それぞれのプライバシーに配慮した間取りです。子ども部屋側にトイレと洗面があり、主寝室側にもトイレと洗面があります。
リビングは広々としたウッドデッキに面し、吹き抜けの効果も相まって開放感のある空間です。リビングのウッドデッキは、主寝室とも共有しています。
勝手口からパントリーを通って、キッチンに入れる動線。さらに、キッチン・洗濯機・ストレージが近く、家事がはかどる間取りです。
平屋で建坪に余裕がある場合は、中庭を中心に回遊動線を取り入れると、明るく暮らしやすい住まいになります。
建坪に余裕がなければ、吹き抜けや勾配天井を取り入れる、廊下をつくらないなど設計上の工夫が必要です。
また、子どもが独立した後の可変性まで見通して提案できると、お施主様にも喜ばれるでしょう。